ストライキ権を満場一致で確立！
当分会は9月に臨時大会を開催し、ストライキ権投票を行いました。結果、全組合員がこれに賛成票を投じました(反対０、棄権０)。従いまして、分会執行部はストライキ権を確立し、その発動が執行部三役に委任されました旨、ここに発表いたします。
当分会は重ね重ね社長に対し、労働組合が結成された事を受け入れ団体交渉に臨んで頂きたい旨、申し入れて参りました。とりわけ本社工場閉鎖については本社従業員にとって差し迫った脅威となっており、団体交渉での協議が必要不可欠であります。しかし、遺憾ながら本日に至りましても依然としてその協議は開催されず、かつ団体交渉も拒否が続いている状態です。本社移転問題に関する協議が全く進展を見ない中、着々と会社側による本社移転計画は進められており、日を追う毎に本社従業員の雇用・生活が脅威にさらされています。執行部としては難局打開を期してやむを得ずストライキ権の確立投票を決意し、この度、分会全組合員が満場一致にてこれを支持いたしました。
執行部はストライキ権確立に伴い、改めて団体交渉申し入れを実施しました。しかしながら社長からは依然として団体交渉の拒否回答が出され、当分会は同盟罷業やむを得ずの判断を迫られているといっても過言ではなく、労使情勢はより一層緊迫の度合いを増しています。
当分会は本社工場の閉鎖に反対です。しかし、従業員の生活､雇用について納得のいく処遇がなされるならば､移転に同意することもやぶさかではありません。そのためには､労使双方の誠実で真摯な話し合いが必要と考えています。少なくない従業員の人生設計に関わる重大な問題について交渉の席にもつかないという､社長の態度には大変残念な思いをしています。
本組合は話し合いの扉を閉ざすことはありません。過去の経緯に拘ることなく､いつでも話し合いに応じたいと思っています。ギリギリの瞬間まで会社が理性的な判断をされ､本件についての話し合いが始まることを期待し､そのために努力していきます。